<質問者>
氏名・西澤保彦
年齢・40歳
職業・自由業
住所・高知市在住

1・牧野さんに質問です。
わたしは、いわゆる足フェチです。
ものの本によりますと、男でも同じ男性の足に執着する足フェチの方も
いらっしゃるようですが、わたしは女性の足一筋です。
といっても素足や靴方面には興味がなく、パンストやタイツなどに
包まれた女性の足に限るので、厳密にはストッキングフェチですか。
なのでたまに、その手の趣向のアダルトビデオを観たりします。
ところが困るのは、せっかく美しい女優さんがパンストなりタイツなりを
穿いてポーズをとっているのに、いきなり無粋な男優が出てきて、
パンストをびりびり破ってしまうというパターンです。
もちろん趣味趣向はひとそれぞれですから、パンストを破ること自体を
どうこう言うつもりはありません。
しかし、スチール写真やキャプションなどで予告しているのならともかく、
パッケージのコピーではさんざんストッキングフェチを煽っていながら、
いきなり破くというのは、これは不当表示というものではないかと
思うのですが、どうでしょうか。もっとはっきり言うと詐欺だと思います。
牧野さんは、このことについて、どう思われますか?
ちなみにわたしは絶対に許せません。
怒りのあまり、オナニーどころではなくなります。
ぜひ忌憚ないご意見をお聞かせください。

2・森奈津子さんに質問です。
わたしは戸籍上の性別は男性ですが、トランスセクシュアルで、
性愛の対象は女性という、トランスセクシュアル・レズビアンです。
いわゆるレビズアン・ポルノグラフィに関しては、男性の視点から
つくられ、男性の嗜好に奉仕していると、例えば作家の中山可穂さん
も批判されておられます。わたしも、レズのはずの女優さんがいきなり
マニキュアの付け爪などをして出てきたりすると、
しらけてしまいますが、なんだかんだと言いながら時折、レズビアン
もののアダルトビデオを観ます。
ところが困るのは、女優さんがふたりでセックスしているところへ、
いきなり無粋な男優が登場して3Pに及んでしまうパターンです。
もちろん趣味趣向はひとそれぞれですから、男性を交えた
グループセックスという趣向自体をどうこう言うつもりはありません。
しかし、スチール写真やキャプションなどで予告しているならともかく、
パッケージのコピーではさんざんレズ趣向を煽っておきながら、
男優が出てきてセックスしてしまうというのは、これは不当表示では
ないかと思うのですが、どうでしょうか。
もっとはっきり言うと詐欺だと思います。
しかもこういう作品に限って、男優とのヘテロセックスを延々と
やって、肝心のレズビアンセックスは付け足しだったりするのです。
おまけに、ことが終わった後、男優が猫撫で声で、「なあ〜、やっぱり
オトコのほうがいいだろお〜」なんて吐かしやがるもんで、
思わずテレビを壊しそうになることもしばしばです。
このことについて森さんは、どうお考えになりますか?
ちなみにわたしは絶対に許せません。
怒りのあまりオナニーどころではなくなります。
ぜひ忌憚ないご意見をお聞かせくださいませ。

3・司会の笹川吉晴さんに質問です
ちょっと昔の成人映画に、こういうのがありました。
見るからにその筋系の兄貴分とチンピラのふたり連れが出てきて、
ある民家に乱入。そこにいた顔見知りらしい人妻と強姦まがいに
兄貴分がセックスを始めます。
「おまえはそこで見とれや」と、チンピラはおあずけ状態。
「ねえ〜アニキい、おれもやりたいよお。いいだろお。ねえいいだろお」
とお願いしても、兄貴分、取り合ってくれません。
最初は嫌がっていた人妻も喘ぎ始めるに至って、チンピラはついに
我慢できなくなって、服を脱ぎます。
当然、3Pになるんだろうなと思って観ていたら、なんとこのチンピラ、
人妻を組み伏せている兄貴分の背中にのしかかって、彼のアナルに
挿入してしまうのです。
「ば、ばかやろおっ、何やってんだおめえは」と怒っていた兄貴分、
だんだん目つきが妖しくなって、「あ。あ。あふ。あふんあふん」と
人妻よりも甲高い声で喘ぎ始める。
とまあ、ざっとそういう内容でした。
たしかSF作家の式貴士さんの『虹のジプシー』にも似たようなシーンが
出てきたように記憶しておりますが、それはともかく。
それまでの兄貴分とチンピラの力関係からして、いきなりこういう
ラーゲに及ぶのは、ちょっと唐突ではないかという気がするのですが。
例えば、兄貴のほうが逆にチンピラをバックから犯すというのなら、
ともかく。
笹川さんはこのことについて、どのようにお考えですか?
ちなみにわたしは、意外性があって面白いと思いました。


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